「エンダー」の人気メニューたち
沖縄では「エンダー」と呼ばれて県民から親しまれているファストフードチェーンの「A&W」は、「サロンパスの味がする炭酸」と呼ばれているルートビアーで有名なんですが、ルードビアーだけはない人気メニューがたくさんあります。
かえるちゃんはお腹が空いている時は「The A&Wバーガー」を食べます。
オニオンリングとクリームチーズがはさまっているボリューム満点のハンバーガーです。
サイドメニューはほとんどオニオンリングです。
ドリンクは「エンダーオレンジ」です。
かえるちゃんは元々は甘い飲み物は飲まないんですけれど、エンダーオレンジだけは好きな味なんです。
果汁の味ではないんですけれど、エンダーオレンジでしか表現できないオレンジ味です。
濃縮液を希釈して作っているようなんですけれど、ものすごい量の砂糖が入っているとは聞いていますが、毎日飲むわけではないのでエンダーオレンジだけは自分に許可しています。
エンダーオレンジは2ℓペットボトルでも販売されているので、おうちでもエンダーオレンジを楽しむことができます。
オリオンビールの缶酎ハイ「WATTA」にエンダーオレンジ味が出たり、エンダーオレンジのアイスバーが販売されたりしているので、ますます身近な味になっています。
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価格:3580円 |
そこまでお腹が空いていない時には「ハムチーズサンド」を食べます。
エンダーのハムチーズサンドはトーストした食パンにレタスとハムチーズがはさまっているだけなんですが、長年親しまれてきた味です。
沖縄ではハンバーガー、サンドイッチ、ホットドッグ、ピザ、タコスのようなアメリカ人が好む軽食をビックリするほどご高齢の方でも好んで召し上がります。
昭和の沖縄では「サンドイッチシャープ」と言う看板もよく見かけました。
シャープと言うのは「shop」の英語読みをそのまま日本語にしたもので、こう言う表記が多かったんです。
milkはメウ、iced waterはアイスワーラー。
この辺りは見ればわかるんですけれど、昔ゲート通りにあった「スターセリ」って看板には頭を抱えました。
ポスター屋さんみたいだったので「star city」と気がつくまで通勤時に毎日見続けて、半年くらい頭を抱えていました。
エンダーカフェのサンドイッチ
エンダーには「エンダーカフェ」と呼ばれているメニューが少し違った数店舗があります。
沖縄県中部の中部徳洲会病院内のエンダーカフェとプラザハウスにもエンダーカフェがあります。
アサイーボウルやパンケーキも置いてあるエンダーで、サンドイッチもおいしかったです。
この時は「クリームチーズと生ハム」「アボカドとペッパーポーク」のサンドイッチを食べたんですが、どちらもおいしかったです。
ただ、エンダーカフェのサンドイッチはおしゃれなんですが小さいんです。
かえるちゃんでも2口で食べられるサイズ感なんです。
それでサンドイッチ単品690円とかだからお得感はないです。
エンダーは豊見城のイーアスに入っているお店の内装に昔のエンダーの写真をパネルにして飾ってあって見るのが楽しいです。
この写真は名護店で、海洋博の頃の写真と思われます。
店員さんの体格が垢抜けなくて昭和を感じます。
こちらは1960年代終わり頃と思いますが、那覇の国際通りにあった沖縄三越のお店の看板です。
バスの車体に時代を感じますね。
けど、沖縄三越があった辺りはこんな風景でしたね。
沖縄パーラーのサンドイッチ
沖縄にはいたる所に「パーラー」と呼ばれる軽食屋さんがあります。
「移動パーラー」は今で言うキッチンカーのようなもので、バスの車体を転用したものが多くて、動くものもあれば動かないものもあります。
あとは店舗を構えている場合もパーラーと呼んでいます。
食堂とは棲み分けができているのは、食堂は座って食べるスペースがあり、パーラーはベンチが少しある程度でテイクアウト中心となっているところが違います。
かえるちゃんは会社員時代顧客にパーラーの主が多かったのであちこちのパーラーに顔を出していました。
食堂よりも小資金で開業できるためか、目先の利益に左右されやすいお客さんが多かったです。
けど、パーラーで難儀したのはオール方言で詰められたことです。
単語単語は聞き取れても全部が方言だとかえるちゃんには太刀打ちできないんです。
親切な主もいて「あんたお昼は食べたねー?これ持って行きなさい」とか言ってお弁当を持たせてくれたりすると、単純なかえるちゃんはコロっと餌付けされてしまいました。
そんなパーラーでよく売っているサンドイッチはエンダーのハムチーズサンドと中身は一緒なんですが、オーロラソースと呼ばれているマヨネーズとケチャップを混ぜたものがパンに塗ってあり、薄焼き卵も入っているボリュームたっぷりのサンドイッチでした。
サンドイッチに薄焼き卵と言う発想はナイチャーのかえるちゃんにはなかったんですが、これはこれで他の具材とのバランスが良くておいしかったです。
子どもがまだ幼い頃、オバアのおうちで預かってもらっていましたが、親類のトヨねーねーがいつも子どもにサンドイッチを作ってくれていたんですが、こちらもパーラーのサンドイッチと同じく薄焼き卵が入っていたので、沖縄の伝統的なサンドイッチの作り方なのかもしれません。
トヨねーねーはハワイからの出戻り組なので、ハワイの味なのかもしれませんが。
薄焼き卵のサンドイッチはスーパーやコンビニで見かけることもないので、たまに懐かしく思い作ったりはします。
まとめ
今回は沖縄でよく食べられているサンドイッチについてご紹介してみました。
エンダーのハムチーズサンド、パーラーの薄焼き卵サンドイッチはどちらも懐かしい味わいです。
最近はおしゃれな具材のオープンサンドなんかもカフェでよく見かけるようになっていますが、そちらもいいけれど、たまにはレトロなサンドイッチも食べてみたくなりますね。
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